ケーキを食べるとき“気合”がいる?

「ケーキってちょっと構えて食べるかも」

どうでしょう?

日本にはたくさんの“お菓子”があるけれど、どのお菓子よりもケーキを食べるときはちょっとばかり“気合が入っている”気がしませんか。

その国に根ざして発展していくお菓子はその国の文化そのもの。

そういう意味では海外からやってきたケーキという文化は私たちにはまだ新しい文化なのかもしれません。

そしてそのケーキとの“付き合い方”というのもまだ探り途中、発展途中なのかもしれません。

特別な日に・・・

特別な人と・・・

お祝いに・・・

頑張ったご褒美に・・・

そういうケーキの“あり方”もいいけれど、

“もっと気軽に食べられるケーキがあってもいいのでは?”なんてふと思いました。

気軽に、美味しい

気軽に食べられる、だけど美味しい。

そんなお菓子で一日を締めくくれたら。

場所、お店、店員、ケーキ

気軽に食べられる、だけど美味しい。

気軽に食べられるって、ケーキ単体でどうにかできることじゃないと思うんです。

売っている場所、店構え、店員の装いや対応 、そしてケーキ。
総合してケーキとの向き合い方が決まります。

例えば重厚なガラス張りの扉のお店で、パリッとノリの効いたシャツに袖を通した店員に「こちらのケーキはシュミゼにシトロンをアンビベさせて、ドラジェしたアーモンドがアクセントになっています。」なんて言われたら。

「あぁ、なんかアーモンドの味がするすごいケーキなんだな」ってことしかわからない上に、なんかエラいお店に入っちゃったな、なんて肩に力を入れながらケーキを買うことになりますよね。

ちなみにこのケーキ、アーモンドの味に期待して食べると、シトロン=レモンの味がして多分びっくりします(笑)

 

そうではなくて、フラッとお店に立ち寄ったら美味しそうなケーキがいくつもあって、気軽にケーキについて聞くことができたりしながらなんとなく今日の気分にあったお菓子に出会える。

そして家に帰ってご飯の後のデザートに食べて、今日一日を締めくくる。

自分の生活の中でそんな日が“いくつもあったら”、私は素敵だと思うのです。

もちろん、そのケーキが美味しいことは言うまでもありませんよね。

あなたの生活にケーキを。

あなたの生活の中でケーキの登場機会を少しだけ増やせたなら。

そんな小さな願いを込めて。

私たちはあなたの生活の中でケーキが登場する機会を少しだけ増やしたいんです。

ケーキがもたらす幸せはケーキを作る私はよく知っています。

甘いクリーム、酸味と芳醇な香りが引き立つ果実、濃厚なショコラ、サクッと芳ばしい焼き菓子、ほろっと崩れるソフトマカロン・パリジャン・・・
こうしたお菓子に包まれる時間と、その時間に包まれる人々をこのお店を通して増やして行けたなら、お菓子作りに精を込めてきた私にとって何よりの本望です。

このお店に来てくれたあなたがケーキの楽しさ、美味しさを感じ、一緒に誰かと食べるその時間が少しだけ増えたなら。

そんな何かを紐解いたり、何かをつなぐお菓子をこの小田原の酒匂からお届けできることを願ってお店を立ち上げました。

 

その味、香り、装飾、お店は実際に足を運んでいただけた時に、感じていただけるかなと思っています。

いろんなケーキや焼き菓子たちを作り揃えて、そこにちょっとだけ私からの願いを込めて今日もお店であなたのご来店をお待ちしております。

 

当店自慢のお菓子をどうぞお召し上がりください。

sweetsWATANABEの四人より

 

“二人と二人のちびっこがあなたをお迎えいたします。”